ハワイ島の不動産取引が多いのは意外なエリアだった!?
米国人中心のマーケット形成
オアフ島のの不動産取引は、やや鈍化してきているという話は、別の記事でも取扱を行いました。
では、ハワイ島はどうでしょうか?
ハワイ島はオアフ島よりも遥かに米国人のシェアが多いのが特徴です。
ハワイ島の売買取引件数
2022年5月の取引件数は、全体で、271件でした。(Residential)
それが
2023年5月は、189件と減少しております。
30%近くダウンという結果です。
エリア毎にみてみましょう。
これを1月〜5月で前年と比較してみると
2022年 1257件
2023年 785件
で減少幅は、37.5%と数字が大きくなっています。
※データ元 HawaiiInformation Searvice
ハワイ島のマーケットの中心エリア
一番取引件数の多いエリアは、PUNAエリアでした。
画像引用元
https://www.gohawaii.com/islands/hawaii-big-island/regions/puna
このエリアは、別の記事で取り扱った、「安い物件が集まるエリア」です。
私的には、やや意外な結果です。
ハワイ島と言えば、コナ側で、コナからコハラエリアが、観光的には人気のエリアですので、
当然、西側の方が取引もさぞ、多いのかと思ったらそうでもありませんでした。
売買が多い=人気
という事でもなさそうです。
しかし、ハワイ島は米国人の取引が殆どと申し上げましたが
安いエリア=不便とまではいえない、ヒロ側のこの分譲地エリアは
別荘や居住用として、人気があるのでしょうか・・
取引の特徴
そして、件数の内訳を見てみると
2022年 居住用 505件 土地789件
2023年 居住用 327件 土地471件
と、土地の取引が多いのはオアフ島と全く異なります。
取引価格について
では、取引価格はこの1年でどんな動きをしてきたのか?
チェックしてみたいと思います。
PUNAエリア(取引中間価格)
2022年 居住用 380,000ドル 土地 38,500ドル
2023年 居住用 345,000ドル 土地 35,000ドル
これを見る限り、9%前後、下がっているといえます。
PUNAエリアは米国人中心で、米国金利が上がった事で、買えない米国人バイヤーが増えたので
影響は大きいのは想像付きます。
それでは、リゾートエリアであるコナ側はどんな動きだったのでしょうか?
コナエリアのマーケット動向
ハワイ島の、西側、コナ空港を中心としたエリアです。
そして、サウスコナと、ノースコナとエリアが分かれます。
サウスコナエリア(取引中間価格)
2022年 居住用 888,000ドル 土地 225,000ドル
↓
2023年 居住用 858,000ドル 土地 415,000ドル
ノースコナエリア(取引中間価格)
2022年 居住用 1,170,000ドル 土地 550,000ドル
↓
2023年 居住用 1,379,500ドル 土地 600,000ドル
どうですか?
取引件数は、PUNAが多いですが
人気エリアは全く異なる動きがデータで示されております。
ただし、取引件数はPUNAに比べると少なくなりますので、
当然、中間値は上下振れやすくなってきます。
この点はデータを見る際に注意が必要です。
例えばサウスコナの取引件数は
1〜5月で、105件ですので、PUNAの327件とは母数がかなり異なります。
場所(エリア)はしっかり選びたい所
オアフ島と異なり、ハワイ島はエリアによって大きな動きの違いがあります。
別荘需要の高いエリアは、その動き幅は小さく、そして安定的になるという傾向が出ておりますので
資産分散など考えてハワイに不動産を・・となった場合には、エリア選定はしっかりとしておきたい所ですね。
オアフ島の中でも、エリア毎、物件種別毎に、この1年の動きは異なります。
しっかりその違いを理解して、最適なハワイ物件購入を実現していただきたいと思います。
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