ハワイのバケーションレンタル最新事情
規制強化でも増加したお部屋数
いわゆるバケレン禁止法がより強化された事でハワイの不動産マーケットにはいくつかの動きがありました。
1)合法的にバケレンが出来る物件の人気(価格高騰)
2)短期賃貸から長期賃貸への変更が増加
など、一時は、バケレン供給数は減少していたのですが、本日のニュース記事では、現在募集中のバケレンのお部屋の
数は、2022年〜2023年にかけて9%増加したとなっております。
記事の中では
He added that Oahu also saw “a hotel supply response to pick up the slack.”
タインドル氏によると、オアフ島の住宅街でのバケーションレンタルを禁止する政策により、住宅街から約1,000戸が撤去され、おそらく長期賃貸住宅市場に戻された。しかし、「その後、おそらく同数の(バケーションレンタル)がワイキキやリゾートエリアに現れた」とタインドル氏は言う。さらに、オアフ島では「ホテル供給が減少分を補う対応」も見られたと付け加えています。
一時的に、1,000戸程の供給数は減ったが、同じくらい増えた
という状況になっているとの事。
住宅不足について
ハワイ州では、2018年から2022年にかけて、住宅市場のストックが、2万5,000戸増えたとしております。
うち、オアフ島が、2万3,000戸で大半を占めております。
カウアイとマウイ島は減少となっております。
しかし、これでもオアフ島では主に都市部を中心に供給数が足りてなく
賃料が上がり住みづらい(住宅コスト増)状況は改善されてません。
この様な事から、短期賃貸で運用しているお部屋が多い事が、ロコの居住用賃貸に影響を与えている!
という理由で、バケレンへの規制が強まった面もあります。
また、住宅地で横行していたバケレン問題もあります。
ワイキキの近隣エリアの閑静な住宅地に「観光客」が入り込み
治安面の不安を指摘する声も多く上がった事で
規制を強めた結果
ワイキキを中心にバケレンが増えた理由として挙げられます。
(ワイキキエリアの供給数が減少から増加に転じた理由)
今後も緩くなる事はない短期賃貸規制
これまで税金面、違法賃貸への罰則強化など、度々規制が増してきています。
今後も、緩くなる事はないでしょう。
よって、合法的に出来る物件やお部屋の希少性が高まる事はあっても
減少する可能性は少ないのがこのジャンル(短期賃貸)です。
合法的に出来る物件って?
短期賃貸を行うには、いくつかの条件があります。
1)短期賃貸が許可されているエリア
リゾートゾーニングと呼ばれる用途地域の指定がハワイにあります。
30日以下の賃貸が出来るエリアは決まっていて、この範囲内に入る必要があります。
ワイキキの海側のエリア
コオリナリゾート
タートルベイリゾート
など、ハワイでも多くありません。
2)短期賃貸が許可されている物件・部屋である事
短期賃貸許可エリア内にあっても、建物の管理規約で、禁止している事があります。
反対に
3)お部屋単位で許可付きがある
1と2以外に、過去に短期宿泊許可を受けているお部屋の存在が約800戸あると言われています。
ワイキキエリア内で、エリアはリゾートゾーニングから外れているけど短期賃貸が可能な部屋です。
いわゆるNUC付きのお部屋ならばOKです。
物件事例
どんな物件が合法的にバケレンを行いやすいのか?
代表的な物件をご紹介します。
イリカイ・イリカイマリーナ
ワイキキ西側に建つ、イリカイ、イリカイマリーナは定番の物件ですね。
特にイリカイは、この数年、大きく人気を集め、価格が高騰した物件の一つです。
イリカイコンドミニアム購入徹底ガイド|イリカイホテルとバケレン運用可能
イリカイマリーナ購入徹底ガイド|オーシャンフロントの希少なワイキキコンドミニアム
マリンサーフワイキキ
ワイキキど真ん中で、
駐車場
室内にランドリー付きの部屋もある
事で、人気なのがマリンサーフワイキキです
マリンサーフワイキキ徹底ガイド|ワイキキ中心地に別荘を買う利点
特に、駐車場付きは便利なのです。
その他、あの物件大丈夫なんだ!?っていう物件もございます。
全てお伝え出来ませんが、ちょっと詳しく聞いてみようとなりましたらお気軽にお声がけください。