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マウイ島の不動産取引が明らかに減速へ、オアフは?

米国人取引の多いマウイ島の減速が顕著に

10/13のパシフィックビジネスニュースの記事によると、

https://www.bizjournals.com/pacific/news/2022/10/13/home-sales-continue-to-decline-on-neighbor-islands.html

最近の統計では、9月のネイバーアイランド全域の住宅販売は、昨年同月に比べ冷え込みが続いている。
今年1~3月のマウイ島、ハワイ島、カウアイ島での販売も、
2021年の同時期と比較して減少していることが統計で明らかになった。

住宅取引減少の原因

マウイ島不動産協会の月次統計報告では、FRBが実施した今年3回目の利上げを引き合いに出して

「借入コストが数年ぶりの高水準に達している」
「住宅ローン金利が2008年以来初めて6%を超えた」

これらが原因と指摘、
これにより現在、住宅販売が7カ月連続の減少となったことを伝えている。

利上げについては、オアフ島も同様に影響が出ています。
主に戸建てや高額帯の動きの鈍さが目立っていきますね。

マウイ島の減速

マウイ島の一戸建て住宅の成約件数は、
2021年9月の115件から
2022年先月は57件と、9月比で50.4%減少しました。

コンドミニアムの成約件数は182件から97件と46.7%減少しています。

通年で比較すると、
一戸建て販売件数は、2021年同時期と比較して22%減少し、
1,042件から813件に減少しています。

一方、同時期のコンドミニアムの販売は、報告書のデータによると
昨年の1,853件から1,289件へと30.4%減少しています。

マウイ島の落ち込みが顕著に数字に出てますね・・・

土地取引も大きく減少

先月の土地販売件数12件は、2021年9月に記録した31件から61.3%の減少を記録した。

母数が少ないので、何とも言えませんが、
ウッドショックも重なって、コストアップも要因の一つでしょう。

取引価格は上昇

一方、マウイ島の住宅価格の中央値は、引き続き上昇傾向にあります。

一戸建て住宅の中間値は、

2021年の$995,000から$1,025,000へと9月比で小幅に3%上昇

コンドミニアムの中間値は

$729,125から$800,000へと9.7%上昇した。

鈍化したとは言え、価格は上昇というデータです。
良い条件の物件を中心に、買い手はまだまだいます。

2022年の上昇率

一戸建ての販売価格の中央値は、
99万8500ドルから115万ドルへと15.2%上昇
コンドミニアムは64万5000ドルから77万ドルへと19.4%上昇した。

オアフ島の米国人取引割合97%

これはエスクローからの数字ですが、2019年は、オアフ島の不動産取引の97%は
アメリカ人の取引でした。外国人の割合は3%です。
それがコロナ禍で1%程度まで落ち込みました。2022年は割合こそ増えてきていますが
それでも、オアフ島の取引を引っ張るのはアメリカ人バイヤーです。

当然、オアフ島のマウイ島に比べてワンテンポ遅れて、同様の傾向は起こり得ると思います。

価格が下がるか?

気になる方は多いと思いますが、
米国人の割合が多い一戸建ての超高額帯では、価格調整は起こっても不思議ではありませんが
例えばワイキキ・アラモアナエリアで、20万ドル~1Mまでの物件のレンジでは、落ち込みは
過去のリセッションの例をみても、それほど起こらないのではないかと私は思っています。

進む円安

相変わらず円安がすすんでいます。

この後も戻る気配が見当たらないので、躊躇されている方も多いと思います。
しかし、暫くは為替も100円時代に戻るという事は今の所要素がありません。

とは言え、円資産の毀損が続くのであれば
どこかのタイミングでドルを稼いでくれる現物資産に変えておくというのも、やはりこのタイミングで
考えてみてはいかがでしょうか?

そこで、狙って頂きたいのは、
20万ドル~1M以内の物件です。

このレンジは、為替にかかわらず、投資物件、別荘、としてニーズが特に高く
為替の影響、出口戦略、流動性、いずれも、負担やリスクが少ないレンジです。

折角、行ける様になったハワイ。
この機会だからこそ、しっかり情報収集して検討してみてはいかがでしょうか?
情報収集には是非、個別面談等をご活用下さい!

マハロ

 

 

 

 

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