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Airport Centerの売却ニュースを検証

Air Portビルの売却ニュースからみるMarket検証

https://www.bizjournals.com/pacific/news/2023/06/27/airport-center-sold-for-17-5m.html?cx_testId=40&cx_testVariant=cx_36&cx_artPos=5

 

記事によると
Airport Center, a 111,109-square-foot Class B multi-tenant office tower adjacent to the Daniel K. Inouye International Airport in Honolulu and known for its whale murals, sold March 1 for $17.5 million.

ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港に隣接し、クジラの壁画で知られる広さ111,109平方フィートのクラスBマルチテナントオフィスタワー、エアポートセンターが3月1日に1,750万ドルで売却された。

となっております。
このビルのニュース自体は、当サイトをご覧になって頂いている、
別荘、収益物件、節税としてのハワイをお考えの方にはどうって事ないニュースですね。

このビルは、商業ビルでありレジデンスではありません。
そして、2016年 ハワイアンエア航空が、10.8Mで購入したと記事にあります。

Hawaiian Airlines in 2016 purchased the office building for $10.8 million in cash, Pacific Business News reported at that time.

2016年に10.8Mだった物件が
2023年に、17.5Mで売却という事ですが、上昇率は、162%です。

この上昇率は、一般住居と、同じなのか?それとも違うのか?
それを検証してみたいと思います。

2016年と2023年を比較

2023年の3月にビルが売却されたとなっております

2016年と2023年で比較をしてみたいと思います。
2016年と言えば、ANAHAやWAIEAあたりが竣工して、カカアコの新築ブームが起きていた頃ですね。

不動産マーケットは右肩上がりのトレンドだったと思います。

コンドミニアム過去10年間の取引価格中間値

まずチェックするのが、コンドミアニムの過去10年間成約価格の中間値のデータです。
基本的にはずっと上がっているトレンドですね。

2016年の中間価格は、398,000ドル
2023年の中間価格は、499,000ドル

2016$398,000
2017$429,000
2018$422,100
2019$425,000
2020$435,000
2021$475,000
2022$508,500
2023$499,000

上昇率は、125%です。

エアポートビルの方が上がっている事になりますね。
比較で戸建てのケースもチェックしてみましょう。

2016年が730,000ドルに対して
2023年は1,008,505ドルです

2016$730,000
2017$750,000
2018$780,000
2019$780,000
2020$825,000
2021$985,000
2022$1,100,000
2023$1,008,505

上昇率は、138%ですね
エアポートビル > 戸建て >コンドミニアム
という関係です。

市場に流通する不動産の数としては
商業系不動産 > 戸建て >コンドミニアム

今回の取引については、確実にアメリカ経済は来年以降は更に良くなる可能性が有るために
この様なオフィスビルの需要があると、バイヤーは踏んだのかも知れませんね。

記事では、以下は、AIによる日本語訳となりますが

「これにより(今回の取引)、ホノルルのオフィス市場は引き続き強化され、アメリカ本土のオフィス市場を凌駕している」とシップマンは声明で述べた。「エアポート・センターの売却は、ハワイのオフィス市場の強さを裏付けるもう一つのデータです。

両社の関係者は、ハワイの経済ファンダメンタルズは “回復力がある “と述べた。

「我々は、市場のニュアンスとこの資産の本質的価値を理解できる経験豊富な機関投資家の代理人となれたことを光栄に思います。「ハワイの投資市場は引き続き活発であり、私たちのチームは、このような機会をとらえるためにクライアントを支援する態勢を維持しています。

CBREのマシュー・ビティック副社長も声明の中で、「ハワイ市場に精通した機関投資家や個人投資家は、ハワイを “安全な投資先 “と考えています」と述べた

と締めております。

この記事から言える事は、
居住用不動産も同じく、今後も上昇期待値があるという事になります。

米国の金利は年内に、まだ上昇余地があるとされておりますので、(買えない人もまた出てくる)
不動産価格の上昇率は少ないと思いますが、下がるという空気はあまり感じません。
今後、米国金利が下がる局面が来たら、また強い上昇トレンドが訪れるのでしょうね

こういう動きは、これから買い時を検討される方は押さえておくと良いと思います。

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