2023年の固定資産税評価額が発表!その傾向とは
2023年度の固定資産税は上昇傾向
ハワイの固定資産税の見直しは毎年行われます。
基本的には、担当者曰く「当該物件並びに近隣物件の取引事例を鑑みて決定する」とされております。
取引価格が上がれば評価額も上昇する
というのが一般的です。
この2022年は不動産マーケットも好調だった為に、2023年の評価額は上がる事が
想定されており、評価額があがるという事は、固定資産税も上昇するという事になります。
維持費が上がって大変・・・
価値が上がって嬉しい
評価額の上昇はこの2つの点があります。
上昇率は大きい?
2022年の評価額は、前年2021年の取引事例に基づき算定される為、低調だった2021年を反映して全体的に評価額が下がった物件が多かったのですが、2023年は、その反動もあり大幅な上昇率となることが想定されますが
ポイントはあくまでも、取引事例に基づくという点です。
居住用の物件の多くは2022年好調でマーケット価格は上昇しました。
一方、ホテル系は観光客減少の影響も受けて、低調、または、下落した物件もあります。
こうした事から、評価額は、上昇組、下落組と分かれる事になります。
しかしながら
評価額はバラバラ
下落組の中でも、傾向はバラバラという不思議な面も見られます。
例えば同じアラモアナホテルでも
評価額が下がったお部屋もあれば
30%以上も上がったお部屋もあります。
2022年が過小評価されたとした思えません。
新築の固定資産税評価額
新築物件を買って引渡を受けた年の評価額は、前年の取引がないために、一般的には非常に低い評価額になっています。例えば1億円くらいのお部屋でも、引渡時の固定資産税評価額は、20万~40ドル位だったりします。
そして一年が過ぎて新たな固定資産税評価額になった時は相場並みになりますので
2021年に引渡を受けた、アアリイという新築物件のあるお部屋では
441,000ドルだった評価額は、2023年度 1,132,700ドル
と大幅に上がっています。
が、大体、市場価格に近い評価額になっていると言えます。
固定費の上昇は想定に入れておきましょう
今後、ハワイで不動産を購入を計画されている方は
維持費の上昇は想定に入れておくべき事項です。
・管理費
これは人件費や部材や資源の価格上昇により、今後も上昇する可能性の高い項目です
・固定資産税
マーケットが上昇するならば、固定資産税の上昇は必須となります。
・保険
洪水リスクなども高まり、インフレもあり、保険料の上昇もあります。
ただしその他の項目に比べると、直ぐに反映されるという種類のものではありませんが、想定しておくと良いでしょう。
・税金
ハワイ州の場合、税収は、不動産関連かホテル(宿泊税)関連が多くを占めます。
お金持ちから取るというのは、どの国でも傾向は同じく、高額の不動産を所有している人や、ホテル系の不動産の税率がやや高めになっています。これは今後も同様の傾向ですので、税収不足に陥ると、税率が上がる事も・・・
一方、上がるのは、固定費だけではありません
インフレ時に、入って来る、「収入も同じく上がる」のがハワイ(米国)の強い所と言えます。
この数年間で、宿泊料、賃料はかなり上昇しております。
よって、こうした固定費の上昇は想定しておきつつ、「賃料上昇に柔軟なエリア、または物件」を持っておく事でも、固定費上昇リスクを少なくする。。という選択肢も出て来ます。
お気軽にご相談下さい。マハロ