米国の新築販売件数はそれ程落ちてないその理由とは・・
着工件数は7%増
「住宅都市開発省と米国国勢調査局のデータによると、9月の住宅着工戸数は季節調整済み年率で7%増の136万戸だった。」
と書かれております。
住宅ローン金利の上昇、住宅価格の高止まり、中古住宅在庫の不足により、住宅市場から締め出される購入者の割合が増えている一方で、現在の環境は、より競争力のある融資を提供できる建設業者にとって追い風にもなっている。
記事全般では
金利上昇により、「買えない人」
が増加しているが、販売元が様々な施策(キャンペーンなど)を行う事で販売は件数の下落を防いでいるとなっております。
例えば
「最も顕著なインセンティブは、クロージング費用や手数料を支払うことで、10月の調査では回答者の34%が現在行っていると答えた。」
購入費用の割引きが34%で
オプションやアップグレードを無償または割引で提供する(32%)
住宅価格の割引やマージンの削減(31%)
住宅ローン金利の買い取り(29%)
購入者のための融資ポイントの吸収(21%)
などが挙げられる。
販売量を増やすため、
あるいはキャンセルを制限するために
住宅価格を下げたと答えた32%の業者のうち
6%以上価格を下げたと答えた業者が38%と最も多かった。
この記事は、全米でのお話になりますが、
ハワイでは元々、新築の戸建てやタウンハウスの分譲戸数が極端に少ないので
当てはまりません。しかし、中古市場は金利上昇による影響が出ております。
金利上昇により、自己資金豊富な人はこの機に動いており条件交渉も以前よりもしやすくなっています。
買い手市場にシフト
データ:Hicentral MLSより
以下のデータは、過去1年の売出し価格に対していくらで成約になったか?を
パーセントで表示したグラフです。
100%というのは売出し価格と契約価格が同等で価格交渉されてないという状態を指します。
過去1年をワイキキで抽出してみると、
明らかに、価格交渉が決まっている数値になっているのが分かると思います。
完全に今は、買い手側が有利なマーケットが形成されているため
購入機会として、考えた場合、あり、だと思います。
マハロ