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ビーチの砂が削られる問題について

ハワイだけの問題ではない

ビーチの砂が昔に比べると少なくなった・・
という問題はハワイだけなく、各国のリゾート地で起こっている問題です。

今回の記事では、ビーチの砂の問題と、それに対するハワイの人の反応をまとめたものになっております。

https://www.sfgate.com/hawaii/article/Hawaii-Waikiki-Beach-could-be-gone-16770300.php

各島で起こるビーチの砂消失

オアフ島でも元々あったビーチの内、少なくとも25%の砂浜が消失しているとハワイ大学の研究者が言っているとされております。
ラニカイ等のビーチもすでに、2/3は昔のビーチと様子が変わっているのです。これは、ハワイだけでなく世界的な問題です。

私に出来る事は、出来るだけ環境に配慮した事をするのみです。

定期的な対策はされるが

オアフ島は観光の島で、ハワイ州としてもワイキキの各ビーチには定期的に砂の補充をしており、その保全に努めているのはご存じの方も多いと思います。

余談ですが、記事によるとワイキキはその昔王族が住んだと言われる場所ですが、「ワイキキ」の語源は水が湧き出るという意味がある通り、湿地帯であったのを人工的に街を作ったのです。
ハレクラニの前辺りの海には海底から水が湧き出ているパワースポットとして有名ですね。
ハワイのリゾート地の中でも人工的に作られた歴史的なリゾートエリアと言えます。これは豆知識ですね。

ビーチを守る工事に反対する人の気持ち

砂がなくなってしまったらビーチ改善対策がされますが、マウイ島ではこれらの砂浸食問題に対して、賛成派と反対派が対立しているとの事。

観光産業が主なのでその産業を守る為という派と、
工事には重機が入ったりする事やその結果、いまの環境と異なる環境に変える事がその他の問題に影響を与える為に反対をするという
環境を守る為という立場です。

どちらも「守る」という気持ちは一緒なのですが
反対派の意見も一理あります。

ネイティブハワイアンの考えも紹介されており
その内容を読むと、これまた衝撃を受けました。それは・・・

自然と共に・・・

反対をされている人の意見ですが
個人的には、衝撃を受けた言葉です

もし、自然がそうさせているのであれば(砂を浸食)、それは受け入れるべきで、海沿いの私の家を海によって奪われるならば、それは私たちは、そこいいるべきではない。それが本当のハワイアンスタイルなんです」という言葉。

私にとっては衝撃的で、考えさせられる言葉でした。

もしも将来

自然がやってきて、”私は(自然側が)ここを取り戻す “と言ったら、私たちは “今までここにいられたことに感謝します “と言って、移動するのです」とケアヒさんは言います。

「それがハワイの文化であり、私たちが自然を理解する方法です。自然を止めるのではなく、自然とともに歩むのです」

ハワイに携わって早10年以上が経過して、ビーチの問題に度々触れて来ましたが、これが古くからハワイに住んでいる人ならではの考えなのかと、教えられました。

いろんな考え方があると思いますが、この様な考え方も一つあるのだと思って紹介させて頂きました。

MAHALO

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