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ハワイ不動産ラボ HAWAII PROPERTY LAB
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米国金利上昇と価格上昇のWパンチ

7.4%の波が、住宅市場を沖へ押し戻す

穏やかな貿易風とは裏腹に、アメリカの住宅市場には向かい風が吹いています。木曜日、フレディ・マックは30年固定の住宅ローン金利が7.4%に上昇したと発表しました。2023年11月以来の高水準で、イランでの戦争が始まる前の2月には6%を下回っていたことを思えば、まさに潮目の急変です。

そこへ価格の上昇が重なります。7月の全米住宅価格は前年比2.6%増。8月の既存住宅販売は1.2%減り、Zillowは第4四半期にさらに3.5%の減少を見込んでいます。オックスフォード・エコノミクスは、250万〜300万人が市場から締め出されていると推計しています。

背景には、原油高と、AIインフラ投資に伴うハイテク大手の借入増によるインフレ懸念があります。10年物国債利回りは5.36%と、2002年以来の水準になりました。

さらに重いのが住宅の維持費です。住宅保険料は月平均209ドルと過去最高で、月々の住居費の約1割を占めます。初めての購入者は岸辺に立ち尽くし、今の持ち家を手放せば金利が上がる売り手も様子見で、新規売り出しは9月に3.9%減りました。

それでも希望の灯はあります。セントルイスの建築設計士ウェルハウゼンさん夫妻は、あえて4年間「待つ」ことを選び、頭金を貯めて9月に6%の金利で購入を決めました。

Zillowのエコノミストは「おそらく今が悲観論のピーク」と語ります。インフレが落ち着けば、市場はいずれ回復するはず。ただ、その潮が満ちるのがいつかは、誰にもわかりません。