アラモアナに、空へ伸びる新しい風が吹く ― 「1588アラモアナ」計画が前進
ホノルル市議会は水曜日、アラモアナ・センターに構想されている複合開発「1588アラモアナ」の基本計画を、満場一致で承認しました。

計画の主役は、38階建て・高さ400フィートの高級ホテルタワー(294室)と、17階建て・高さ200フィートの分譲住宅タワー(136戸)。そこに、低所得者向けの賃貸住宅69戸、ショップ、ロビーを備えた5階建てのポディウムが加わります。舞台は、現在の駐車場ビルの跡地。開発するのは小林グループとブラックサンド・キャピタルの関連会社です。
街への「お返し」も盛りだくさん
- 歩行者にやさしい通り整備に500万ドル、街路樹の植樹に150万ドル
- 新しいバス停の設置、またはバス停の改良
- 自転車シェア「Biki」のステーション設置
- 賃貸住宅69戸のうち38戸は、市の義務を上回る追加分。AMI(地域中位所得)の80%以下の世帯に30年以上、または120%以下の世帯に60年以上提供
期待と課題、それぞれの声 公聴会では建設関連の労働組合を中心に賛成の声が相次ぎました。工事期間の約5年間で約6,000人、開業後は年間約800人の雇用が見込まれ、「熟練技能職の流出を食い止めたい」という切実な思いも語られました。
一方、ホテル・医療・外食産業の労組「UNITE HERE Local 5」は、手頃な価格の住宅が足りないとして反対しました。また、海面上昇でアラモアナ周辺が将来冠水するのではという懸念も示されました。
ゴールはまだ先 今回の承認は、あくまで大きな第一関門です。建築許可の取得までには、交通・工事管理計画の審査などが待っています。許可発行後60ヶ月以内に建築許可を取る必要があり、高さや密度を増やす場合は改めて市議会の承認が要ります。
ワイキキの西に広がるハワイ最大のショッピングの中心地は、10年後、どんな表情を見せているのでしょうか。